バーチャルキャスト公式Wiki
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この節では、バーチャルキャストが付与するポストエフェクトを列挙します。
Color Grading は有り体に言えば色調補正です。 バーチャルキャストでは次の 2 つの目的をもって Color Grading を行っています。
ひとつは、普通なら白飛びしてしまうような強い光に階調を与えています。 ふたつめは、前者の色調補正によって若干失われるコントラストを復元しています。
VRM や VCI の作成時に「どの程度の明るさにすれば、どの程度 Bloom するのか」など、バーチャルキャスト上での見た目を知りたいという気持ちがあると思います。 ここではバーチャルキャストのポストエフェクトを、自分の Unity Editor 上で再現する方法を提示します。
バーチャルキャストはカラースペースに Linear を採用しているので、これに合わせます。 カラースペースは Unity の Project Settings から 設定することができます。
ただし最新版の UniVCI, UniVRM を導入している場合、すでに Linear になっているはずです。
ポストエフェクトの見た目を再現するには Post Processing Stack v2 を使用します。 Unity 2018.1 以降のバージョンであれば Package Manager をつかって 容易に導入することができます。
設定ファイルは VirtualCastToolKit に含まれています。
Assets/VirtualCastToolKit/VirtualCastPostProcess/VirtualCast_X.X.X_PostProcessProfile
が設定ファイルです。
これを、シーン上に配置した GameObject の PostProcess Volume
コンポーネントの Profile
に適用します。
参考までに、具体的な設定値を掲載します。
機能 | プロパティ | 値 |
---|---|---|
Bloom | Intensity | 1.0 |
Threshold | 1.0 | |
Soft Knee | 0.5 | |
Diffusion | 7 | |
Color Grading | Mode | Custom |
Shoulder Strength | 0.75 | |
Shoulder Length | 1.0 | |
Saturation | 0 | |
Contrast | 0 |