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以前のリビジョンの文書です
VCIにアタッチされたコンポーネントを扱う時の関数です。
また_ALL_
が付いている関数はスタジオ内に居るユーザー全員のVCIで実行されます。
上3項目は、1.8.2aから、以下のページが推奨となりました。
名前 | 説明 | バージョン |
---|---|---|
GetInstanceId | VCIのユニークID(string)を取得 | v2.0.0b以降 |
GetSubItem(非推奨) | ※現在非推奨です。 GetTransformを推奨しています。 | |
GetTransform | VCI内のObjectのExportTransformを取得 | |
GetSubItemAttractable | SubItemが引き寄せできるかどうか | |
GetEffekseerEmitter | VCI内のObjectのエフェクトを取得 | |
GetEffekseerEmitters | VCI内のObjectの エフェクトを取得 | |
IsMine | VCIを出したクライアントかどうか | |
audio | VCI内のObjectのオーディオを取得 | |
material | VCI内のObjectのマテリアルを取得 | |
SetMaterialColor(非推奨) | マテリアルの色を変更 | |
SetMaterialEmissionColor(非推奨) | マテリアルのEmissionColorを変更 | |
SetMaterialTextureOffset(非推奨) | マテリアルの UVoffset を変更 | |
PlayAnimation(非推奨) | Animationを再生 | |
StopAnimation(非推奨) | Animationを停止 | |
PlayAudio(非推奨) | Audioファイルを再生 | |
PauseAudio(非推奨) | Audioファイルを一時停止 | |
StopAudio(非推奨) | Audioファイルを停止 | |
HapticPulseOnGrabbingController | コントローラーを振動 | |
HapticPulseOnTouchingController | コントローラーを振動 | |
SetText | VCIのテキスト機能で使用 | |
SetSubItemAttractable | 引き寄せの可否を設定 |
ネットワーク越しに動くものを考える場合、同期を意識する必要があります。
バーチャルキャストのスタジオの中にAさん、Bさん、Cさんと居た時、Aさんが動かした結果をBさん、Cさんに反映させる事を「同期させる」といいます。
一方、動かした人のパソコンでしか動かないような設定は「ローカルのみで動作する」というような言い方になります。
VCIでは主に同期させる方法は以下の通りになります。
_ALL_
のついた関数は同期して実行されます。
つまり vci.assets
の関数は基本的に _ALL_
が付いたものを使用し、他のユーザーのVCIも動作するように作るという事です。
※音がなる程度のシンプルなVCIであれば、イベント関数で _ALL_
を呼びさえすれば問題ありません。
逆に、それぞれのユーザーでVCIの状態を変えたい時は同期しないようにローカルで動作するように作ります。
transformの同期については VCIアイテムとSubItemについて をご確認ください。
_ALL_SetText
など、 _ALL_
で始まるAPIで設定出来る文字量は UTF-8 換算で 512 byte
までとなります。
目安としてはアルファベットならば約 500 文字、日本語ならば約 250 文字となります。
大量のテキストを表示したい場合は vci.state や vci.message API を使用して同期を行う実装をしてください。
vci.message で送信出来る文字量は UTF-8 換算で 4000 byte
までとなります。
vci.state で共有出来るデータ量は最大16KB
までとなります。
GetInstanceId fun(): string
print("id = "..tostring(vci.assets.GetInstanceId()))
実行結果
"id = QTZGZSKIDFIBLEODF"
説明
VCIに割り当てられたユニークIDを入手します
同じVCIを複数出した場合、別々のユニークIDを入手します。
またVCIを出し直した場合は新たに別のユニークIDを入手します
GetSubItem fun(name: string): ExportTransform
サンプル1
local Subitem = vci.assets.GetSubItem("Subitem") function onUse(use) print(Subitem.GetPosition()) Subitem.SetPosition(Vector3.zero) end
サンプル2
function onUse(use) print(vci.assets.GetSubItem("Subitem").GetPosition()) vci.assets.GetSubItem("Subitem").SetPosition(Vector3.zero) end
実行結果
(1.4, 0.2, 1.0) useするとSubitemが(0.0, 0.0, 0.0)に移動します。 サンプル1とサンプル2で同じ動きをします。
説明
現在非推奨です。代わりにGetTransformの使用を推奨しています。
VCI内のSubItem(ExportTransform)を取得します。
詳しい使い方はExportTransformを参照してください。
GetTransform fun(name: string): ExportTransform
サンプル1
local Subitem = vci.assets.GetTransform("Subitem") function onUse(use) print(Subitem.GetPosition()) Subitem.SetPosition(Vector3.zero) end
サンプル2
function onUse(use) print(vci.assets.GetTransform("Subitem").GetPosition()) vci.assets.GetTransform("Subitem").SetPosition(Vector3.zero) end
実行結果
(1.4, 0.2, 1.0) useするとSubitemが(0.0, 0.0, 0.0)に移動します。 サンプル1とサンプル2で同じ動きをします。
説明
VCI内Objectの(ExportTransform)を取得します。
詳しい使い方はExportTransformを参照してください。
GetSubItemAttractable fun(name: string): bool
サンプル
function onUse(use) print(vci.assets.GetSubItemAttractable(use)) end
実行結果
true
説明
SubItemが引き寄せできる設定かどうかを返します。
引き寄せが可能であればtrueを、不可能であればfalseを返します。
GetEffekseerEmitter fun(name: string): ExportEffekseer
サンプル
local SubitemEffekseer = vci.assets.GetEffekseerEmitter("Subitem") function onUse(use) SubitemEffekseer.PlayOneShot() end
実行結果
"Subitem"にアタッチされているEffekseerを一回再生する。
説明
詳しい使い方はExportEffekseer (エフェクト)を参照してください。
GetEffekseerEmitters fun(name: string): usertype
サンプル
local SubitemEffekseers = vci.assets.GetEffekseerEmitters("Subitem") function onUse(use) SubitemEffekseers[1].PlayOneShot() end
実行結果
"Subitem"に1番目にアタッチされているEffekseerを一回再生する。
説明
詳しい使い方はExportEffekseer (エフェクト)を参照してください。
IsMine bool
VCIの所有者(アイテムを出した人)であるか判定します。 予め部屋に置いてあるアイテムの場合は、最初に入室した人が所有権を持ちます。(IsMine = trueになる)
function updateAll() -- 所有権に関係なく全ユーザーに来る if vci.assets.IsMine then print("VCIの所有者です") end end
実行結果
VCIの所有者です (VCIの所有者(VCIを呼び出したユーザー)のみのConsoleにログが流れます)
audio ExportAudio
サンプル
local Audio = vci.assets.audio function onUse(use) Audio._ALL_Play("Fire", 0.5, false) end
実行結果
"Fire"というAudioを再生する。
説明
詳しい使い方はExportAudio(オーディオ制御)を参照してください。
material ExportMaterial
サンプル
local Material = vci.assets.material function onUse(use) print(Material.GetColor("CubeColor")) end
実行結果
RGBA(1.000, 1.000, 1.000, 1.000)
説明
詳しい使い方はExportMaterial(マテリアル制御)を参照してください。
SetMaterialColorFromIndex fun(index: number, color: Color)
SetMaterialColorFromName fun(name: string, color: Color)
_ALL_SetMaterialColorFromIndex fun(index: number, color: Color)
_ALL_SetMaterialColorFromName fun(name: string, color: Color)
サンプル
function onUse(self) print("onUse") local r = math.random() local g = math.random() local b = math.random() vci.assets._ALL_SetMaterialColorFromIndex(0, Color.__new(r,g,b)) end
実行結果
(アイテムを使った時に、ランダムに色を変更します)
マテリアルの色を変更します。指定方法は以下の2種類あります。
また、Colorにはアルファ値(透明度)の指定もでき、Transparentなどのマテリアルの場合は半透明にすることもできます。
function onUse(self) print("onUse") local r = 1.0 local g = 0.0 local b = 0.0 local a = 0.5 vci.assets._ALL_SetMaterialColorFromIndex(0, Color.__new(r,g,b,a)) end
実行結果
(赤い半透明のマテリアルに変更します)
SetMaterialEmissionColorFromIndex fun(index: number, color: Color)
SetMaterialEmissionColorFromName fun(name: string, color: Color)
_ALL_SetMaterialEmissionColorFromIndex fun(index: number, color: Color)
_ALL_SetMaterialEmissionColorFromName fun(name: string, color: Color)
サンプル
function onUse(self) print("onUse") local r = math.random() local g = math.random() local b = math.random() vci.assets._ALL_SetMaterialEmissionColorFromIndex(0, Color.__new(r,g,b)) end
実行結果
(アイテムを使った時に、ランダムにEmissionColorを変更します)
マテリアルの色を変更します。指定方法は以下の2種類あります。
SetMaterialTextureOffsetFromIndex fun(index: number, offset: Vector2)
SetMaterialTextureOffsetFromName fun(name: string, offset: Vector2)
_ALL_SetMaterialTextureOffsetFromIndex fun(index: number, offset: Vector2)
_ALL_SetMaterialTextureOffsetFromName fun(name: string, offset: Vector2)
サンプル
function SetCounterOffset(count) local offset = Vector2.zero -- y shift local Yshift = math.floor(count / 4) offset.y = -0.25 * Yshift -- x shift local Xshift = count % 4 offset.x = 0.25 * Xshift vci.assets._ALL_SetMaterialTextureOffsetFromName("Counter", offset) end
実行結果
(countの値に応じて、X方向にシフトすべき回数と、Y方向にシフトすべき回数を求めて、Counterを変化させます)
イメージとしては、4×4のグリッド状(最大16パターン)にUVをシフトさせるサンプルです。
3DモデルのUVの開始位置は左上です。
countの値が1の場合、y方向のシフト回数は0、x方向に1となり、UVが1の場所に変化します。
countの値が8の場合、y方向のシフト回数は2、x方向に0となり、UVが8の場所に変化します。
詳細な作り方はサンプルを確認してください。
→サンプル作成中※
指定方法は以下の2種類あります。
PlayAnimationFromIndex fun(index: number, isloop: bool)
PlayAnimationFromName fun(name: string, isloop: bool)
StopAnimation fun()
_ALL_PlayAnimationFromIndex fun(index: number, isloop: boolean)
_ALL_PlayAnimationFromName fun(name: string, isloop: boolean)
_ALL_StopAnimation fun()
サンプル
function onGrab(target) -- SubItemの名前毎に、再生するアニメーションを分岐する if target == "Subitem1" then vci.assets._ALL_PlayAnimationFromName("Subitem1",true) --true/false ループの可否 end if target == "Subitem2" then vci.assets._ALL_PlayAnimationFromName("Subitem2",true) --true/false ループの可否 end end
実行結果
(Subitem1をつかんだ時にSubitem1が、Subitem2をつかんだ時にSubitem2のアニメーションが再生されます)
Subitemで再生するアニメーションを制御するようなサンプルです。
Subitemの名前とanimationのファイル名は一致している必要はありませんが、分かりやすくするためにサンプルではSubitemとanimationの名前を一致させています。
animationの作成や、セットアップの方法などはサンプルを参考にしてください。
→※サンプルページ作成中
PlayAudioFromIndex fun(index: number)
PlayAudioFromName fun(name: string)
_ALL_PlayAudioFromIndex fun(index: number)
_ALL_PlayAudioFromName fun(name: string)
Audioファイルと、アニメーションファイルの名前は“gun”である必要があります。
音量はEditor実行して確認しましょう。
Unity オーディオソース
サンプル
function onUse(target) if target == "gun" then vci.assets._ALL_PlayAudioFromName("gun") vci.assets._ALL_PlayAnimationFromName("gun",false) --true/false ループの可否 end end
実行結果
(gunという名前のVCIをuseした時に、音と(発火のような)アニメーションを再生させます)
PauseAudioFromIndex fun(index: number, isPause: bool)
PauseAudioFromName fun(name: string, isPause: bool)
_ALL_PauseAudioFromIndex fun(index: number, isPause: boolean)
_ALL_PauseAudioFromName fun(name: string, isPause: boolean)
サンプル
local _PauseAudio = true function onUse(use) if use == "Play" then vci.assets._ALL_PlayAudioFromName("bgm") end if use == "Pause" then vci.assets._ALL_PauseAudioFromName("bgm", _PauseAudio) _PauseAudio = not(_PauseAudio) end end
実行結果
"Pause"をuseすることで音楽を一時停止することが出来ます。\\ 一時停止中に再度"Pause"することで停止した場所から音楽を再生することが出来ます。\\
説明
第二引数にtrueを渡すと第一引数に渡した名前のオーディオが一時停止します。
falseを渡すと再生します。
StopAudioFromIndex fun(index: number)
StopAudioFromName fun(name: string)
_ALL_StopAudioFromIndex fun(index: number)
_ALL_StopAudioFromName fun(name: string)
サンプル
function onGrab() -- Grabした時にAudio1を再生する。 vci.assets._ALL_PlayAudioFromName("Audio1") end function onUse(use) -- StopをUseした時にAudio1を停止する。 if use == "Stop" then vci.assets._ALL_StopAudioFromName("Audio1") print("Stopが押されました。再生を停止します。") end end
実行結果
("Stop"という名前のSubitemをUseすると、"Audio1"の再生が停止します。)
ファイル名で指定してオーディオの再生を停止します。
ファイル名は AudioSourceコンポーネント の AudioClip に割り当てられてるファイルの名前です。
HapticPulseOnGrabbingController fun(target: string, strength: number, duration: number)
_ALL_HapticPulseOnGrabbingController fun(target: string, strength: number, duration: number)
サンプル
function onUse(use) -- useにはつかんだSubItemの名前が格納される vci.assets.HapticPulseOnGrabbingController(use, 3000, 1) print(use.."を使っていた場合、useしたコントローラーを振動させます") end
実行結果
(3000の強さで1秒振動します)
引数には (振動させるSubItem, 振動の強さ, 振動の時間)
をとります。
振動させるSubItemはstringで指定し、強さは0~3999までの間をとります。
HapticPulseOnGrabbingController()の実行時に指定したSubItemを使っているコントローラーが振動します。
HapticPulseOnTouchingController fun(target: string, strength: number, duration: number)
_ALL_HapticPulseOnTouchingController fun(target: string, strength: number, duration: number)
サンプル
function onUse(use) -- useにはつかんだSubItemの名前が格納される vci.assets.HapticPulseOnTouchingController(use, 3000, 1) print(use.."に触れていた場合、触れているコントローラーを振動させます") end
実行結果
(useしたVCIに触れている場合、3000の強さで1秒振動します)
引数には (振動させるSubItem, 振動の強さ, 振動の時間)
をとります。
振動させるSubItemはstringで指定し、強さは0~3999までの間をとります。
HapticPulseOnGrabbingController()の実行時に指定したSubItemを触れているコントローラーが振動します。
SetText fun(id: string, text: string)
_ALL_SetText fun(id: string, text: string)
第1引数:string (テキストのオブジェクト名) 第2引数:string (テキスト本文)
サンプル
function update() local time = os.date(("%H:%M:%S")) -- TextItem がテキストのオブジェクト vci.assets.SetText("TextItem", " Time : "..tostring(time)) end
実行結果
(時刻が表示されます)
SetSubItemAttractable fun(name: string, value: bool)
_ALL_SetSubItemAttractable fun(name: string, value: boolean)
サンプル
function onUse(use) print(vci.assets.GetSubItemAttractable("TestCube2")) vci.assets.SetSubItemAttractable("SubItem", false) print(vci.assets.GetSubItemAttractable("TestCube2")) end
実行結果
一回目 true true 二回目 false false 三回目 false false
vci.assets.GetSubItemAttractable(“SubItem”)の結果がfalseになります。
SubItemがアタッチされているオブジェクトに対して操作でき、SetSubItemAttractableで変更直後にvci.assets.GetSubItemAttractable(“SubItem”)を実行しても結果は変わらないので、処理を離して実装しましょう。
説明
引き寄せの可否を設定します。
trueの時、引き寄せが可能になります。