VCI SubItem (VCISDK)

VCI SubItemのコンポーネントについて。
SubItemとは、VCIが持てるかどうか、縮尺可能かどうかなどの、基礎的なふるまいを定義するコンポーネントです。

VCI Sub Item

SubItemとして使用したいobjectの数だけアタッチします。
動く必要のないオブジェクトでVCIスクリプトによる制御も加えないのであれば、SubItemのコンポーネントは不要です

プロパティー 機能 UniVCIバージョン
Grabbable チェックを入れるとVCIがつかめるようになります
Scalable チェックを入れるとVCIをつかんだ状態で拡縮できるようになります
UniformScaling チェックを入れるとX,Y,Zの比率を維持した拡縮に制限します
Attractable チェックを外すとバーチャルキャスト上で引き寄せ出来なくなります v0.30以上
GroupId 共通のIDを持つVCIの所有権を取得する事ができます

Grabbable

チェックを入れるとアイテムをつかめる(Grab)ようになります。
また、つかんだ際にVCIイベント関数の onGrab() onUngrab() の実行が可能になります。

Scalable

チェックを入れると両手でSubItemを持った状態でひっぱると、VCIの大きさを拡縮する事ができます。
Grabbableが有効な時に設定可能なオプションです。
拡縮時の限界値は下記の範囲内になるため、サブアイテムのスケールがこの範囲よりも離れている場合、拡縮時に瞬間的に大きくなったり小さくなったりします。

下限値0.2
上限値10.0

UniformScaling

チェックを入れるとX,Y,Zの比率を維持した拡縮のみに制限します。
(全てのscaleが一様に変化する)

チェックが外れている場合はVCIをつかんでいる手の動きに応じて、VCIのX,Y,Zの各scaleが変化します。
例えば、Y方向に広げた場合はY方向のscaleのみが変化します。

Attractable

バーチャルキャスト上でSubItemの引き寄せを実行した場合の挙動を指定出来ます。
チェックが外れている場合は、引き寄せることが出来なくなります。

GroupID

GroupIDは以下のような仕様になっています。
詳細は GroupIDについて を参考にしてください。

所有権をもったユーザーのクライアントで物理演算を行い、各クライアントへ結果を反映します。