====== アニメーション背景 ====== Unityのアニメーションクリップを作成することで、GLB背景にアニメーションを組み込むことができます。 今回は例として、こたつの上に乗っているカゴを動かすアニメーションを作ってみましょう。 {{niconico3d:glb_anim1.png?direct&400|}} ===== アニメーションクリップ作成 ===== GLB出力するルートオブジェクトを選択し、InspectorのAdd Componentから\\ **Miscellaneous → Animation**をクリックしてアニメーションクリップを追加します。 {{niconico3d:glb_anim2.png?direct&300|}} Animationウィンドウを表示させます。\\ 上のメニューから**Window → Animation → Animation**をクリック、または**Ctrl+6**を押します。 {{niconico3d:glb_anim3.png?direct&300|}} Animationウィンドウの**Create**をクリックして、アニメーションクリップを作成します。\\ 作成場所はわかりやすい所で大丈夫ですが、今回は例として「Animation」というフォルダを作成してKotatsu.animというファイルで作成します。 {{niconico3d:glb_anim4.png?direct&300|}} Animationウィンドウの**Create**をクリックして、アニメーションクリップを作成します。\\ 作成場所はわかりやすい所で大丈夫ですが、今回は例として「Animation」というフォルダを作成してKotatsu.animというファイルで作成します。 {{niconico3d:glb_anim4.png?direct&300|}} ルートオブジェクトに、先程作った「Kotatsu.anim」を追加します。 {{niconico3d:glb_anim8.png?direct&300|}} ===== アニメーション編集 ===== Animationウィンドウの録画ボタン(赤い丸のボタン)をクリックしてください。\\ すると右画像のようにアニメーションのタイムラインバーが赤くなります。この状態でアニメーションを編集をすることができます。 {{niconico3d:glb_anim5.png?direct&300|}} アニメーションで動かす対象を追加します。\\ GLBのアニメーションに組み込める要素は下記の3種類です。\\ ^Position|座標| ^Rotation|回転| ^Scale|拡大率| 今回はその場で回り続けるアニメーションを作ります。\\ Add Propertyから**動かすオブジェクト → Transform → Rotation**をクリックしてください。 {{niconico3d:glb_anim6.png?direct&300|}} 回転する角度を設定します。\\ タイムラインが最初になるようにクリックしてオブジェクトのRotationを「0」に、\\ タイムラインが最後になるようにクリックしてオブジェクトのRotationを「360」にします。 {{niconico3d:glb_anim7.png?direct&300|}} Animationウィンドウの再生ボタン(三角のボタン)をクリックすると、回転し続けるアニメーションが再生されます。 {{niconico3d:glb_anim_rotation.mp4?direct&450|}} このアニメーションでも良いですが、アニメーションの節目で勝手に減速されるのが気に入らないという方は[[unity:trouble#アニメーションが勝手に減速される|対処法:アニメーションが勝手に減速される]]を参照してください。 今回の例では回転しつづけるアニメーションを作りましたが、同じように移動(Position)や拡大縮小(Scale)も組み合わせて作ることができます。 ただし、実際にバーチャルキャストで認識できるアニメーションは、**ルートオブジェクトに組み込まれたアニメーションクリップのみ**ですので、子オブジェクトにアニメーションが組み込まれていても機能しません。 ===== GLB出力 ===== {{niconico3d:glb_anim9.png?direct&300|}} 通常の[[glb:make#GLBの出力|GLBの出力]]と同様に、背景のルートオブジェクトを選択して\\ **VRM → UniGLTF-1.28 → Export**をクリックして出力します。\\ この時、ルートオブジェクトにアニメーションクリップが入っていることを確認してください。