この文書の現在のバージョンと選択したバージョンの差分を表示します。
両方とも前のリビジョン 前のリビジョン 次のリビジョン | 前のリビジョン | ||
unity:guide:media [2019/08/05 20:35] oinari ↷ unity:asset:guide1 から unity:guide:media へページの移動と名称変更しました。 |
unity:guide:media [2022/05/13 17:28] pastatto タイトルの変更 |
||
---|---|---|---|
ライン 1: | ライン 1: | ||
- | ====== 3Dモデル、画像、音楽をUnityで扱う ====== | + | ====== 3Dモデル、画像、音楽をUnityで扱う[ガイド] ====== |
- | \\ | + | アバター(VRM)やアイテム(VCI)の制作はUnityのみで完結せず、外部のソフトで画像や3Dモデルや音楽などのメディアを作成して取り込む必要があります。 |
- | アバター(VRM)やアイテム(VCI)の制作はUnityのみで完結せず、外部のソフトで画像や3Dモデルや音楽などのメディアを作成して取り込む必要があります。\\ | + | |
- | + | ||
- | ---- | + | |
===== 概要 ===== | ===== 概要 ===== | ||
ライン 10: | ライン 7: | ||
Unityでは **3Dモデル、画像、音楽**といった、アイテム(VCI)やアバター(VRM)に使用する**素材は作成する事ができません。**\\ | Unityでは **3Dモデル、画像、音楽**といった、アイテム(VCI)やアバター(VRM)に使用する**素材は作成する事ができません。**\\ | ||
- | (Unityで素材を作成する方法は存在しますが、ここでは扱いません)\\ | + | (Unityで素材を作成する方法は存在しますが、ここでは扱いません) |
- | Unityは別のソフトで作った素材を取り込み、Unity内で組み合わせてコンテンツを作るようなフローを想定しています。\\ | + | |
- | ---- | + | Unityは別のソフトで作った素材を取り込み、Unity内で組み合わせてコンテンツを作るようなフローを想定しています。 |
===== 3Dモデルを作成する ===== | ===== 3Dモデルを作成する ===== | ||
- | 3Dモデルを制作するには3DCGのソフトのモデラーを使用します。\\ | + | 3Dモデルを制作するには3DCGのモデリングソフトを使用します。 |
3DCGソフトは様々な物がありますが、アバター(VRM)やアイテム(VCI)を作る定番のソフトは[[https://ja.wikipedia.org/wiki/Blender | Blender]]になります。\\ | 3DCGソフトは様々な物がありますが、アバター(VRM)やアイテム(VCI)を作る定番のソフトは[[https://ja.wikipedia.org/wiki/Blender | Blender]]になります。\\ | ||
Blenderの特徴はオープンソースのソフトなので無料で利用する事ができ、比較的高機能であり、利用者も多いので教材も多く学習しやすいという点です。\\ | Blenderの特徴はオープンソースのソフトなので無料で利用する事ができ、比較的高機能であり、利用者も多いので教材も多く学習しやすいという点です。\\ | ||
- | Blenderで作成したデータは一度 [[https://ja.wikipedia.org/wiki/FBX | .fbx]] という形式で書き出し、Unityのassetフォルダへドラッグ&ドラッグする事でUnityへデータを取り込む事ができます。\\ | + | Blenderで作成したデータは一度 [[https://ja.wikipedia.org/wiki/FBX | .fbx]] という形式で書き出し、Unityのassetフォルダへドラッグ&ドラッグする事でUnityへデータを取り込む事ができます。 |
学習に関しては、本も多く動画教材も多くあります。試しにYoutubeで検索してみるのもよいかもしれません。\\ | 学習に関しては、本も多く動画教材も多くあります。試しにYoutubeで検索してみるのもよいかもしれません。\\ | ||
ライン 27: | ライン 25: | ||
* [[https://docs.unity3d.com/ja/2017.4/Manual/HOWTO-importObject.html | 3Dアプリケーションからモデルをインポートする方法 (Unityマニュアル)]] | * [[https://docs.unity3d.com/ja/2017.4/Manual/HOWTO-importObject.html | 3Dアプリケーションからモデルをインポートする方法 (Unityマニュアル)]] | ||
* [[https://docs.unity3d.com/jp/460/Manual/HOWTO-exportFBX.html | FBXエクスポートガイド (Unityマニュアル)]] | * [[https://docs.unity3d.com/jp/460/Manual/HOWTO-exportFBX.html | FBXエクスポートガイド (Unityマニュアル)]] | ||
- | |||
- | ---- | ||
===== 画像を作成する ===== | ===== 画像を作成する ===== | ||
- | 画像を制作するにはグラフィックソフトウェアを使用します。\\ | + | 画像を制作するにはグラフィックソフトウェアを使用します。 |
有名な物では[[https://ja.wikipedia.org/wiki/Adobe_Photoshop | Photoshop]]や[[https://ja.wikipedia.org/wiki/Adobe_Illustrator | illustrator]]などありますが、この2つの大きな違いは扱うデータが[[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97%E7%94%BB%E5%83%8F | ラスタ形式]]か[[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%AF%E3%82%BF%E5%BD%A2%E5%BC%8F | ベクタ形式]]かの違いになります。 | 有名な物では[[https://ja.wikipedia.org/wiki/Adobe_Photoshop | Photoshop]]や[[https://ja.wikipedia.org/wiki/Adobe_Illustrator | illustrator]]などありますが、この2つの大きな違いは扱うデータが[[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97%E7%94%BB%E5%83%8F | ラスタ形式]]か[[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%AF%E3%82%BF%E5%BD%A2%E5%BC%8F | ベクタ形式]]かの違いになります。 | ||
- | **ラスタ形式とは画素のドット単位**で編集するものであり、それに対して**ベクタ形式とは線の数式**を使って編集を行います。\\ | + | **ラスタ形式とは画素のドット単位**で編集するものであり、それに対して**ベクタ形式とは線の数式**を使って編集を行います。 |
アバターやアイテムの制作、主に3Dモデルのテクスチャとして使用する場合はラスタ形式を扱うソフトが向いています。\\ | アバターやアイテムの制作、主に3Dモデルのテクスチャとして使用する場合はラスタ形式を扱うソフトが向いています。\\ | ||
なので、グラフィックソフトウェアを選択する際にはラスタ形式を主として扱う物から選びましょう。\\ | なので、グラフィックソフトウェアを選択する際にはラスタ形式を主として扱う物から選びましょう。\\ | ||
ライン 44: | ライン 42: | ||
* 3Dモデルのテクスチャを書く用途ではペイント系が適している | * 3Dモデルのテクスチャを書く用途ではペイント系が適している | ||
- | ラスタ形式を扱うペイント系ソフトは具体的に下記のようなものがあります。\\ | + | ラスタ形式を扱うペイント系ソフトは具体的に下記のようなものがあります。 |
- | フリーソフトでは「[[https://ja.wikipedia.org/wiki/GIMP | GIMP]]」、有償でメジャーなのは「Photoshop」、国内で一定の支持があるのが「[[https://ja.wikipedia.org/wiki/CLIP_STUDIO_PAINT | CLIP STUDIO PAINT]]」、スマホで使えるアプリでメジャーなのが「[[http://ibispaint.com/ | アイビスペイント]]」などあります。\\ | + | |
- | \\ | + | フリーソフトでは「[[https://ja.wikipedia.org/wiki/GIMP | GIMP]]」、有償でメジャーなのは「Photoshop」、国内で一定の支持があるのが「[[https://ja.wikipedia.org/wiki/CLIP_STUDIO_PAINT | CLIP STUDIO PAINT]]」、スマホで使えるアプリでメジャーなのが「[[http://ibispaint.com/ | アイビスペイント]]」などあります。 |
- | これらのソフトで作成した画像データを、主に [[https://ja.wikipedia.org/wiki/Portable_Network_Graphics | .png]] や [[https://ja.wikipedia.org/wiki/Windows_bitmap | .bmp]]で書き出し、Unityのassetフォルダへドラッグ&ドラッグする事でUnityへデータを取り込む事ができます。\\ | + | |
- | その他にも対応している形式はありますが、.pngと.bmpは画像がきれいに映るなデータ形式なので主に使われます。\\ | + | これらのソフトで作成した画像データを、主に [[https://ja.wikipedia.org/wiki/Portable_Network_Graphics | .png]] や [[https://ja.wikipedia.org/wiki/Windows_bitmap | .bmp]]で書き出し、Unityのassetフォルダへドラッグ&ドラッグする事でUnityへデータを取り込む事ができます。 |
- | ---- | + | その他にも対応している形式はありますが、.pngと.bmpは画像がきれいに映るなデータ形式なので主に使われます。 |
===== 音楽を作成する ===== | ===== 音楽を作成する ===== | ||
ライン 57: | ライン 55: | ||
最低限の収録と、編集が可能なフリーソフトで使いやすいものが[[https://ja.wikipedia.org/wiki/Audacity | Audacity]]です。\\ | 最低限の収録と、編集が可能なフリーソフトで使いやすいものが[[https://ja.wikipedia.org/wiki/Audacity | Audacity]]です。\\ | ||
ダウンロードは[[https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/audacity/ | こちら]]から行えます。\\ | ダウンロードは[[https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/audacity/ | こちら]]から行えます。\\ | ||
- | こちらのソフトで音を収録し加工やカットを行い [[https://ja.wikipedia.org/wiki/WAV | .wav]]形式で書き出し、Unityのassetフォルダへドラッグ&ドラッグする事でUnityへデータを取り込む事ができます。\\ | + | こちらのソフトで音を収録し加工やカットを行い [[https://ja.wikipedia.org/wiki/WAV | .wav]]形式で書き出し、Unityのassetフォルダへドラッグ&ドラッグする事でUnityへデータを取り込む事ができます。 |
* [[https://docs.unity3d.com/ja/current/Manual/AudioFiles.html | オーディオファイル Unityマニュアル]] | * [[https://docs.unity3d.com/ja/current/Manual/AudioFiles.html | オーディオファイル Unityマニュアル]] | ||
- | \\ |