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SubItemの所有権と同期処理の関係

SubItem・同期・所有権の関係性について説明します。

所有権とイベント関数の関係も参照してください。

概略

その他、以下のような特徴があります。

所有権

SubItemの位置・回転・拡大/縮小を変更できる権利です。
SubItemごとにスタジオで一人だけが所有者になれます。同期は、所有者から非所有者への一方通行になされます。
※所有権は、ネットワーク同期の所有権であり、authorのことではありません

所有権を得る

バーチャルキャストでは、誰でもアイテムをつかむ(Grab)ことができて、アイテムをつかむと所有権が移ります。

VCIの所有権とSubItemの所有権

SubItemの所有権に加えて、VCIの所有権があります。
VCIの所有権は、VCIの所有者 (VCIをシーンに呼び出したユーザー) が持っていて、Grabで移動することはありません。
VCIイベント関数 の一つ、update関数は、VCIの所有者だけで呼ばれます。

このことにより例えば、update関数内で位置・回転・拡大/縮小を変更しても、所有権が無いSubItemの位置・回転・拡大/縮小は行えません。
(SubItemの所有権のあるユーザーに位置・回転・拡大/縮小の状態を上書きされる)

物理挙動

所有権と物理は密接な関係があり、物理が有効なSubItemは、所有権のあるアイテムだけ物理挙動します (所有権のないSubItemは Kinematic = true になる)。
所有権の無いアイテムは、所有者の結果をコピーします。
所有者の結果は間引きして送信されるので、間が補完されて奇妙な動きをする場合があります。
高速になるほど顕著になります。