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3Dモデル、画像、音楽をUnityで扱う[ガイド]

アバター(VRM)やアイテム(VCI)の制作はUnityのみで完結せず、外部のソフトで画像や3Dモデルや音楽などのメディアを作成して取り込む必要があります。

概要

Unityでは 3Dモデル、画像、音楽といった、アイテム(VCI)やアバター(VRM)に使用する素材は作成する事ができません。
(Unityで素材を作成する方法は存在しますが、ここでは扱いません)

Unityは別のソフトで作った素材を取り込み、Unity内で組み合わせてコンテンツを作るようなフローを想定しています。

3Dモデルを作成する

3Dモデルを制作するには3DCGのモデリングソフトを使用します。

3DCGソフトは様々な物がありますが、アバター(VRM)やアイテム(VCI)を作る定番のソフトは Blenderになります。
Blenderの特徴はオープンソースのソフトなので無料で利用する事ができ、比較的高機能であり、利用者も多いので教材も多く学習しやすいという点です。
Blenderで作成したデータは一度 .fbx という形式で書き出し、Unityのassetフォルダへドラッグ&ドラッグする事でUnityへデータを取り込む事ができます。

学習に関しては、本も多く動画教材も多くあります。試しにYoutubeで検索してみるのもよいかもしれません。

画像を作成する

画像を制作するにはグラフィックソフトウェアを使用します。

有名な物では Photoshop illustratorなどありますが、この2つの大きな違いは扱うデータが ラスタ形式 ベクタ形式かの違いになります。 ラスタ形式とは画素のドット単位で編集するものであり、それに対してベクタ形式とは線の数式を使って編集を行います。

アバターやアイテムの制作、主に3Dモデルのテクスチャとして使用する場合はラスタ形式を扱うソフトが向いています。
なので、グラフィックソフトウェアを選択する際にはラスタ形式を主として扱う物から選びましょう。
ラスタ形式を主として扱うソフトを「ペイント系」ベクタ形式を主として扱うソフトを「ドロー系」と呼んだりする事もあります。

ラスタ形式を扱うペイント系ソフトは具体的に下記のようなものがあります。

フリーソフトでは「 GIMP」、有償でメジャーなのは「Photoshop」、国内で一定の支持があるのが「 CLIP STUDIO PAINT」、スマホで使えるアプリでメジャーなのが「 アイビスペイント」などあります。

これらのソフトで作成した画像データを、主に .png .bmpで書き出し、Unityのassetフォルダへドラッグ&ドラッグする事でUnityへデータを取り込む事ができます。

その他にも対応している形式はありますが、.pngと.bmpは画像がきれいに映るなデータ形式なので主に使われます。

音楽を作成する

音楽を制作するには様々な機材やソフトが必要ですが…
最低限の収録と、編集が可能なフリーソフトで使いやすいものが Audacityです。
ダウンロードは こちらから行えます。
こちらのソフトで音を収録し加工やカットを行い .wav形式で書き出し、Unityのassetフォルダへドラッグ&ドラッグする事でUnityへデータを取り込む事ができます。