====== コンソール ======
[[vci/top|VCI]]スクリプトの動作を確認する**コンソール**の説明です。\\
主にVCI制作におけるデバッグやVCIの動作状況の確認に使用します。\\
コンソールの表示方法から各種説明まで記載します。
===== 表示方法 =====
表示方法は**VR空間内から設定する**方法と**タイトル画面から設定する**方法があります。
==== 方法1:VR空間内から設定する ====
VR空間内に移動し、メニューから順に開きます。
* **スタジオ** : ''システム > VCIデバッグ''
* **ルーム** : ''システム > 開発者向け > VCIデバッグ''
==== 方法2:タイトル画面から設定する[Steam版のみ] ====
タイトル画面から設定を開いて **[ VCI ] ** のタブを選択し、\\
**[ VR空間内にデバッグ情報を表示する ]** を有効にします。
{{ :vci:script:vci_settings.png?direct&600 }}
===== 機能 =====
コンソールには **SystemConsole**(システムコンソール) と **ItemConsole**(アイテムコンソール)、\\
また2つのコンソールに付随する形で **[[virtualcast/room/ringmenu/system/traffic_limit|VCINetworkPanel]]** があります。
==== 全コンソール共通の機能 ====
* バーチャルキャスト内にデバッグコンソールが生成される
* コンソール画面は自分にだけ表示され、ほかの人からは見えない
* 通常のアイテムと同様に、つかんで動かしたり両手で持って拡縮することは可能
==== SystemConsole(システムコンソール) ====
* 主にVCIスクリプトのSystemメッセージが表示される
* スレッドが停止したり、応答が無い場合など
* [[https://developer.virtualcast.jp/vci-docs/api/classes/ExportShared/index.html|グローバル同期変数]]を使用した場合に、内容がjsonで表示される(( 1.9.2d以降、SharedVariableConsoleと統合されました。 ))
* 現在のフレームレート、メモリ使用量が表示される
{{ :vci:script:system_console.png?direct }}
==== ItemConsole(アイテムコンソール) ====
* アイテム個別のコンソール
* アイテムの出現時に生成され、アイテムを消すと一緒に消える
* 何度かつかむことで、以下の表示内容に切り替えるができる
* **Console**
* **SubItem一覧**
* **Material一覧**
* **Animation一覧**
* **Audio一覧**
* **Statistics(統計情報)**
{{ :vci:script:item_console.jpg?direct }}
=== Statisticsの表示項目 ===
^ 名前 ^ 説明 ^ VCバージョン ^
| ActionCountPerSec | 1秒あたりの、SetPosition等の操作回数 | 1.9.2d |
| ActionCountPerSec (ALL) | 1秒あたりの、SetPosition等の操作回数(_All_系関数) | 1.9.2d |
| LuaProcessingTimePerFrame (ms)| 1フレームあたりのluaコード処理時間(ミリ秒) | 1.9.2d |
Statisticsで表示される項目は、値が低いほど動作が軽くなるので、VCIの動作が重い場合は、こちらの情報を参考に最適化してください。
=== コンソールに文字列を表示する ===
* VCIスクリプト内で以下のようなコード(print文)を記述するとコンソールに文字列が表示されます。
print("文字列")
==== その他のデバッグ機能(上級者向け) ====
VCIの設定画面で、[VCIスクリプトのロガーをホストするTCPポート番号]、[VCIスクリプトのデバッガーのTCPポート番号]に0より大きい値のポート番号を指定し、スタジオ内に入室した状態でWebブラウザから[localhost:ポート番号]にアクセスすることで、VCIアイテムのデバッグ情報を見ることができます。
⇒ [[https://developer.virtualcast.jp/vci-docs/manual/scripting/web_console.html|Webコンソール]]\\
⇒ [[tips/faq/use_port]]\\
===== スクリプトを確認する例 =====
以下サンプルスクリプトを使用して、バーチャルキャスト内でコンソールを確認してみましょう。
**1. 下記サンプルをVCIフォルダ内の[main.lua]にコピー&ペーストして保存してください。**
GrabCount = 0
function onGrab(target)
GrabCount = GrabCount + 1
print("Grab : "..GrabCount)
print(target)
end
**2. バーチャルキャストの中でつかんだ時に、コンソールに、つかんだ回数が表示されたら成功です。**
{{ vci:vci_sampledebug.png?direct&400 }}
※VCIスクリプトの詳細は [[https://developer.virtualcast.jp/vci-docs/api/index.html|VCIスクリプトリファレンス]] を参考にしてください。